生きてるだけで、愛

読書日記
「生きてるだけで、愛」 本谷有希子

主人公は躁鬱病で25歳。コンパからなし崩しに同棲してる彼氏に、
まぁ、見事に当り散らしながら、眠る日々。
しかし、彼の元カノが現れて、アットホームなヤンキーファミリーの店で
バイトすることになったのだが・・・・っていう話です。
躁鬱っていうかメンヘルって言うんですね。
このメンヘルをメルヘンと読み間違えてしまう回数で
今の自分の能天気さと平和ボケを測る尺度になるかもしれません。
あ、感想だった。ゲロ、壊れっぷり、そして笑い・・・
女・松尾スズキって書いたら、きっと失礼だとは思うけど、非常に似た世界観。
女性なので、さらに女の描写のカユイ所に手が届いてる感じがします。
観察眼とその表現が絶妙なんだなぁ~
本谷さんのダ・ヴィンチの連載エッセイはすごく面白くて笑う。
本当に普通にこの女、病気とはいえめんどくせぇ~と思ってしまう。
そして、最後の暴走。嫌な女だけど、切なくなった。
だって、相田みつをに危うく癒されそうになる気持ち、わかるもの・・・
この前、自分も歯医者の待合室でカレンダーみて、なるほど!良いこと言うわ
とか思ってしまって、あ~弱ってるなぁって実感したもんだ。
でも、一緒に疲れるよって言ってくれる男がいるんだから、ラストは明るいのかな・・・
ともかく、いい意味でも悪い意味でも、後引く小説。
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by otsukiya89 | 2007-02-07 23:39 |